小学部
1 小学部の教育目標
- 学年及び発達段階に応じた基本的な生活・学習習慣を身に付け、自主的・ 主体的に行動でき る児童を育成する。
- 学習に興味や関心を抱き、知識や技能を向上させようとする意欲を育む。
- 他者とかかわる活動を通して、協力し合う心を養い、協働しながら安全に 生活する態度 を育む。
2 学習内容
小学部で は,障害の実態に応じて点字や拡大教科書を使用して,一般の小学校と同様の学習を行う教育課程や,視覚障害と他に障害のある児童には,能力や特性に 応じた教科学習や,日常生活の力を高めたり,移動の力を高めたりする学習を行っています。また,すべての児童が障害に基づく種々の困難を克服するために 「自立活動」の学習をしています。
点字の教科書を
読んでいる様子です。
iPadで作物の
写真を撮っています。
ルーペを使って
図書を見ています。
そろばんを使って
学習している様子です。
「自立活動」の指導内容の
一つである「身
体の動き」
から手指操作の学習を
行っています。
3 主な行事
4月 新入生歓迎会 遠足 5月
新入生歓迎会 4月
5月 遠 足
(こもれび森のイバライド)
特体連体育大会
7月 水泳教室
9月 地域交流(栽培学習)
学校間交流
体験学習@
10月 親子レクリエーション
地域交流(おはなし会)
親子レクリエーション 宿泊学習(4・5年生)
ふれあい移動動物園
学校間交流
体験学習A
12月 夢コンサート
2月 地域交流(おはなし会)
3月 卒業生を送る会
4 小学部の重点的な取り組み〜交流及び共同学習〜
- 交流及び共同学習の意
義
障 害の「ある」「なし」にかかわらず,誰もが人格と個性を尊重し合える共生社会の実現を目指すためには,障害のある人や障害のない人が互いに理解しあうこと が不可欠です。障害のある子どもたちと障害のない子どもたち,あるいは地域社会の方々と,ふれあい,共に活動する機会を積極的に設けることが大切です。
「交流及び共同学習」では,すべての子どもが平等に学習できるように,学習環境において,必要かつ適当な変更・調整を行う「合理的配慮」が必要になりま す。こうした取り組みの積み重ねが,共生社会の実現につながっていきます。「交流及び共同学習」の形態には次の三つがあります。
◇学校間交流 ◇居住地 校交流 ◇地域交流
学校間交流
幼稚園,小・中学校,高等学校,中等教育学校と特別支援学校の交流及び共同学習で す。本校小学部では水戸市立新荘小学校との交流を計画していま す。ゲームなどの楽しい活動を通してお互いの理解を深めていきます。
(2)居住地校交流
特別支援学校に通う子どもたちと,居住する地域の小・中学校等の子 どもたちの交流及び共同学習です。「図画工作」「音楽」「体育」などの授業 交流の他,給食を一緒に食べたり休み時間に遊んだりと楽しい時間を過ごしています。申し込み後,相手校の交流学級担任と本校の担任で打合せを行 い,年間の交流計画を立てます。交流の際には保護者の付き添いが必要となります。
地域交流(栽培学習)
(3)地域交流
特別支援学校のある地域の人々との交流及び共同学習です。本校小学部では,美野里ライオンズクラブ」の方々や「水戸市ランド常盤の会」の方々と交流活動 を行なっています。2月の学習発表会では「茨城点訳・音訳友の会」 の方々との交流も予定しています。