情報保障機器

弱視レンズ

小さいものを拡大して見せるレンズをまとめて,弱視レンズといいます。   
弱視レンズは大きく分けて,遠用と近用があります。
  • 遠用弱視レンズ
遠用弱視レンズは望遠鏡のなかまです。 望遠鏡というと双眼鏡を思い浮かべますが,両方の目で同時に見ることが期待できない弱視者にとっては,操作性,携帯性を考えると単眼鏡のほうが弱視レンズ としてすぐれています。黒板,舞台発表,映画,スポーツ観戦,バスの行き先,壁のメニューなど離れたものを見るのに便利です。 遠くからごく近く(機種によっては20〜60cm)まで,無段階でピントをあわせることができます。                                 
  • 近用弱 視レンズ
近用弱 視レンズは,本や印刷物,地図などの小さいものや文字を拡大して見る時に使用するレンズです。
近用弱視レンズには眼鏡型(弱視眼鏡),手持型及び卓上型があります。
眼鏡型の弱視レンズは新聞や本などを続けて読む場合に適しています。
手持型は,ルーペ類として市販されており,手軽に使用できますが,手で保持しながら動かして見なければならないため長時間の読書などではやや不便です。
卓上型は本の上に置いて使用できるようにしたもので,手持型と同じように動かしながら見なければなりませんが,手で保持する必要がなく,読書に向いてい ます。

ルーペルーペ 単眼鏡単眼 鏡